二度目、5年ぶりの古野農場。
今回も前回も1週間程度と短い日程。私の知る中では一番テキパキ仕事が進む農場だ。何箇所かで農業バイトをして自信があったが、ここで研修したらついていけないと思う。他の所でも、研修やバイトではなく、自分が農場主になるならうまくできる気はしないけどね(苦笑)。
〈期間も短く、作業の合間に写真撮る余裕もなさそうだったので写真は少ないです。〉
〈期間も短く、作業の合間に写真撮る余裕もなさそうだったので写真は少ないです。〉
今回の作業は、畝間の除草、サツマイモ・万願寺唐辛子の収穫、水田のヒエ抜きなど。
小さいサツマイモをオーブンで焼いたやつがバッサ美味しい!小さいのは格外品で、基本的に従業員のおやつだけど、試食に出すと売れるそうだ。こりゃ買いますわ!
他の野菜も勿論美味!そして、なにより米!前回、白米と玄米を合わせたご飯に感動したのを覚えている。未だに、私の人生一番のご飯だと思う。今回は麦ご飯。こっちは、麦のプツプツ感が良い!
何のために有機農業をするのか
古野さんご夫婦は「なぜ有機農業(に限らず、○○)をするのか」という、目的を大切にしているように感じた。別に答えがある訳ではない。自分なりに見つければ良い。自分で見つけた目的が無いと続かない。目的から反れるとうまくいかない。ぶれずに突き進めるような目的を考えなくてはいけない。当たり前のことだけど、大切なことだ。
一人勝ちではなく、地域
私は4月から福祉の会社に入社します。そして、耕作放棄地で農業をします。
地元の人が農地の管理をお願いしてくるくらいの信頼関係、地元の人に学びながら始める農業、最終的な目標は地域全体をよくする事。そんな、ところに惹かれて、この会社に入社した。
「農地を借り、まずは周囲に習って農業をするので、初めは慣行農法になると思います。」
と言う発言に対し、「それがいい!」とみんなが言う。当たり前だと思っていたけど、そこまで押されるとは思わなくて、びっくりした。やっぱ「郷に入っては郷に従え」という考を農家の人は重要視しているのだろう。
また、「1つの農家や会社ばかりが活性化してもいけない。地域全体の農業が元気ならんと。」と。古野さんも、周囲の離農する方に農地を任されていて、農家数は減少している。この町では、水路の関係上、上流の人が農業(水路の管理)をしなくなれば、下流で水が引けなくなってしまう。地域全体が活性化するというのは、ここでも課題のようだった。
私の就職先も、離農者が多いから農業を始めるだけで、本当の目的は農業参入ではなく、地域活性化だ。耕作放棄地の利用は守りの事業だと捉えている。そこから、どうやったら周辺農家が離農しないか、農家の利益を出せるのか、それを考えるのが攻めの事業だろう。「地域の為」と言う目的を忘れず勤めたいと思う。
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