宇都宮の阿部梨園さんで、収穫期だけアルバイトをさせていただきました。阿部さんはかなりビジネスの視点を取り入れていて、パッケージのデザインとか直売の販路開拓とか、農業法人が思いつきそうなことを何でもやっている個人農家です。
美味しい梨
JAへの出荷は結構緩く、かなり緑の物も出荷できるみたいです。むしろ緑のうちにとって、輸送期間を経て黄色くなるタイミングで売るのだとか(トマトや桃みたいな感じですね。)。
でも、阿部梨園では完熟した実を採ります。直売だからこそできる拘りですね。緑が黄色くなり、今日か明日にでも食べたいような色を狙って採る。少し遅れると真っ赤になってシャキシャキ感が失われる。この絶妙なタイミングで収穫します。
実際、笑っちゃうくらい美味しいです。今まで食べていた梨は何だったのでしょう??たまに阿部さんが「これ、まだ早いな。食べてみな。」って出してくる梨があるのですが、スーパーなどで売っている梨をイメージしていると十分美味しく感じてしまいます。
(今、私は、あのゲス声野郎の家にいますが、家に来てくれれば幸水少しありますよ。)
佐川さん
佐川さんデザインのポロシャツ。販売もしています! |
阿部さんのキャラクターと職場の雰囲気
大学時代にも、何度か見学させていただいていて、阿部さんに対し「すごい農家」「なんか良い人」というイメージがありました。
働いてみると、『謙虚さ』と『自信』を兼ね備えているように感じました。
『謙虚』
佐川さんや、他の従業員を尊重しているような印象を受けます。バイトの身としても、「なんか認められてる!!」なんて気になって、俄然やる気が出ます。
『謙虚』
佐川さんや、他の従業員を尊重しているような印象を受けます。バイトの身としても、「なんか認められてる!!」なんて気になって、俄然やる気が出ます。
収穫のピーク時、「うわー、梨多いな。収穫めっちゃ時間かかるよ~。」なんて作業に対する不満も勿論ありますが、それで終わらず、「○ケース収穫した!」「○箱出荷した!すごくね!?新記録じゃん!!」と、達成感を分かち合い、従業員の士気が自然と高まります。
『自信』
「自分に自信が無い。自分が相手より劣っていると思いたくない。だから相手を認めない。」そんな思考を無意識にしている人は多いと思います。
阿部さんは、相手を評価し、敬意を示す一方、梨農家としての技術や、阿部梨園の未来への相当な自信を持っていると思います。それは、今まで積み立てて来たノウハウや実績、そこから考えている明確なビジョンがあるからだと思います。確固たる自信があり、そのお陰で人間的な余裕が生まれているのでしょう(か??)。
と、偉そうに色々書いてみました。
私の考察が的を射ているかどうかはともかく、いちアルバイトという立場から見て、良い職場であったことは確かです。就職後、恐らく農業の現場仕事が多くなると思います。町の農産物のPRや地域農業の改善などを手がけることにもなるでしょう(たぶん・・・)。その時、ここでの経験が活かせると思います。メンバー全員でこんな良い雰囲気が作れるよう努力したいです。
そして、阿部梨園に負けないくらい、農業界をリードする存在にならなくては!!
PS
宇都宮大学農学部生へ。
自給は安いけど、勉強になる点が多いと思うので、夏休みのアルバイトとしてお勧めです。
PS
宇都宮大学農学部生へ。
自給は安いけど、勉強になる点が多いと思うので、夏休みのアルバイトとしてお勧めです。