『サンタさんからシュールストレミングをいただきました。多摩川の河川敷で食べませんか?』
と、シンプル且つ、意味不明なイベントに誘われた。
勿論、参加!!
いつかは食べてみたかった、世界一臭い食品“シュールストレミング”(ニシンの醗酵食品)。こんな機会が廻ってくるとは!!
多摩川にて、早速開封
ビニール袋内で缶を焼酎に沈め、カッパを着た2人が押さえ、対SARS用の防護服を着たもう一人が開封。
意外と臭くない?・・・
いやいや、空気中にシュールストレミングが出てくるとやっぱり臭い。開封早々、何も触れられない手になってしまった。
まずはそのまま
臭いは、水分量が多くて嫌気状態の生ごみ。近づきがたいレベルかと思いきや、そこまでではない。でも、よくこの臭いで食べる気になったな。
実際、スウェーデンでは、外気温が氷点下で、あまり臭いを感じないらしい。
(でも、スウェーデンの友人は、食べたことないし、室内で開けちゃいけないと言っていました。)
気になる味は・・・
- 口に入れた瞬間・・・臭いまま。しょっぱい。つるん、と言うか、にゅるっ、と言うか、不思議な食感。
- ちょっと噛んでみて・・・発酵食品系・魚系のうま味を感じる。クサヤか?
- さらに口内にとどめると・・・最終的にイカわたっぽい、かなり強いうま味と、ほろ苦さ?
そんな感じで味は意外とよさそうなのですが、常時臭いことには変わりない。次は白いご飯と一緒に食べたいと思うが、もう一度食べたいとは思わない。
一般的な食べ方
薄いパンに乗せ、チーズ、ジャガイモ、レタス、たまねぎと一緒に食べてみた。
臭みを抜くために、シュールストレミングは牛乳に浸けた。
反省
牛乳に浸けると、臭みは漂わない気がするが、牛乳から出したときの臭いは全然抑えられていない。結局臭いし、味的には、そのままの方が良いかも。次回は、そのままで食べよう。(また食べようと思わないけど。)
チーズには合う。今回はパルメザンだったが、軟質系のチーズにも合わせてみたい。また、現地ではフレッシュ系のチーズを使うといっていた。次回は色々試してみたい。(また食べようと思わないけど。)
パンに乗せるとき、ニシンの皮が意外と硬くて適量を取れない。かといって、下手に手で触りたくはない。次回は開封した段階で適当なサイズに切り分けよう。(また食べようと思わないけど。)
シュールストレミングのなめろう
刻んで、たまねぎと味噌に混ぜて、なめろう(?)も作った。どう考えてもしょっぱいのだが、味は良いかも知れない。ここまで強烈な魚の醗酵食品と、大豆の味噌。確かにバランスが取れそうな組み合わせだ。アミノ酸スコア高そう!
臭いも比較的落ち着く。
食べ方としてはかなりアリだと思う。やはり、次回はご飯と食べよう。(また食べようと思わないけど。)
茨城から納豆を持参した人がいた。単純にわら納豆がうまい!!
なんのためらいもなく、納豆とシュールストレミングを混ぜだした。頭がおかしいのか、臭いでおかしくなったのか・・・。検証の余地はないが、恐らく前者だろう。
最後に記念撮影
『こいつ、臭~い』と言う写真を撮りたかったのだが、鼻を摘む左手の方がよっぽど臭くて、皆リアルな表情。
夜中まで、手と息に余韻が残る、有意義なお食事会だった。
ごちそうさまでした |
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