食べ残しと非可食部
モロッコは食べ物を大切にする習慣が余りない気がする。
フランスは先進国だからしようがないないか、と思っていたが、モロッコは意外だった。どうやらモロッコは食べ物で困るって事があまりなかったらしい。貧しかったころも、乾季以外は十分食べ物があった。
皆「モロッコの農業は凄いんだ」って言う。
さらに、デーツはいつでも食べることができた。貧しい人が食べられるようにと、デーツの種はゴミ箱に入れず、外に捨てるのがイスラム教の文化だと、カウチサーフィンのホストが言っていた。投げとけば勝手に生えてくるんだって。
ちょっと、農業の話 確かに、モロッコの農業は凄い!穀物、フルーツ、野菜。国中探せばほぼ、年中何でも手に入る気がする。 土も見た感じ結構肥えてる。 やはり、水不足は問題のようだが、雪解け水、貯水槽、地下水など、地域によって適切な解決策を持っている。 |
てな訳で、
フランスみたいに固くなったパン簡単に捨てる。
フランス人ほどじゃないけど、肉の脂身とか、鶏肉の皮は食べない。
野菜の下処理がチョーー雑で、非可食部が多い。
フランスも、モロッコも、もっと包丁使えよ!
勿論レストランで食べ残しが多い!
というか、盛りすぎ?多いことが良いサービスだと思っているのかな?
結構有名な観光客向けのレストランで朝食を食べた。
映画の舞台になった場所らしい。 |
下町っぽいところでは、ホームレスに余ったもの分けていた。結構当たり前みたい。店の人もホームレス用に皿持ってきていたし。根本的な解決策ではないけど、この分け合う文化は良い文化だと思う。イスラム教は何でも分け合うんだって。
でも、「食べ物が勿体無いから捨てない」って考えはなさそう。だから、「残さない様に・・・」なんて発想も生まれない。
商店街みたいなところでつまみ食い感覚て食べ歩きしたいと思ってたのに・・・ この量です。味はフランスよりはいいけど、やっぱ魚は日本やな。 この魚の量はやっぱみんな多いらしく、ホームレスさんに結構上げていた。横で食べていたおっさんが、 モロッコでは食をなくしても食べていけるって、自慢げに言っていた。 |
イスラム教の分け合う文化
前述した通り、貧しい人に食べ物の残りを分けるのは当たり前。食事の形式も、1つの同じ鍋から、皆が手で直接食べる。水を飲むためのコップもテーブルに1~2個でそれを皆が使う。飲み会の時、コップ1~2個しかないから、「酒の催促」=「イッキ飲みコール」になる。
とこんな感じで色んな物を共有している。
食事以外にも、分かち合い意識は強いようで、多くの学生がシェアハウス(学生10人位会ったがみんなシェアハウス)をしているし、タクシーの相乗りは当たり前だった。
中央の皿から右手で直接食べ物をとる。まさに同じ釜の飯。 |
無駄にする位なら分け合った方が良い。治安の良い国なんだから、車の相乗りとか、物の共有は日本の方が簡単だと思う。是非とも見習いたい文化だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿