Translate

12/28/2013

いつもお世話になっている栗山農場

11月、12月にも行って来ました。








11月は麦蒔き、玉ねぎの定植。

玉ねぎは苗床から取った苗を紙マルチを敷いた畝に移植。
3畝くらいやったっけ?寒かったぁ。
玉ねぎを本格的にやるのは初めてだそうな。上手くできるといいですねぇ。

北海道とかなら、一列に連なってる紙の育苗ポットみたいのを引っ張って、一気に植えますよね?
本州の慣行の人もそうなのかな?






麦蒔きは手押しの種まき機、ゴンベイが大活躍!
今でもこんな機会使ってる人はそういないだろ!!












12月は白菜を縛りました。
それと、ミラーレス一眼を買って、初めて外で試し撮り!!










カメラの使い方よく分からないけど、でも、面白い!!
白菜の外側の葉で覆うことで中を霜や寒さから守るために、この用に結びます。寒くなれば糖度があがって美味しくなる!!これからの鍋が楽しみ!!

これは流石に機械化できないですよね?大規模で白菜メインでやってる人大変だな!



有機農業で小規模他品目栽培なので、手作業が多い!
僕の高校は農業系の学校だったのですが、結構都会で規模が小さい。機械は少なく、手作業がほとんどでした。
こんな作業やっても、今の日本で実際役立つ機会少ないだろ?って思ってたのですが、気が付いたらバリバリ役立ってる!!
多分、高校の授業が直接役に立ってる数少ない卒業生でしょうね笑。






もちろん、ご飯も美味しい!
FBでは書いたのですが、多分ブログでは書いてないですよね?春菊のサラダ。
摘心回数の少ないやわらかい時期の春菊を生で!!たぶん、窒素分高いとできないですね。
栗山農場お勧めの一品。定番の味付けは、のりとゴマを足して、ごま油、醤油、塩、にんにくでナムルに!!
この春菊は大学時代、農家めぐりをしたとき出会った、感動的な食材のトップ3位に入ってます。



野菜たっぷりの鍋!
畑で取れた、大根、ニンジン、白菜、ネギ・・・etc.  それと牡蠣。
贅沢な鍋でした。

本当ならメインはシャケのはずだったのですがね。
色々、僕の方で手違いがありまして。


でも、野菜がうまいから大満足な一品!!




冬の水田。水も空も済んでいて意外と綺麗な景色。
減反、なくなる!と稲作やる気満々の農場の二人でした。
補助金でないのに、米作るの制限されるってのはおかしいよな。
提携栽培と自家消費用の需要まかなえないのに、減反しなきゃいけないって、政策の目的ずれすぎ!



12/22/2013

万能調理区具 炊飯器!

炊飯器の利用

蒸かし芋、茶碗蒸、ひじき、お汁粉、蒸し野菜とポトフなんかを炊飯器で作りました。
って話をします。
あぁできるできる。うちもやってるー。
なんて方にはあまり意味のない話です。



本題に入る前に我が家の加熱に使える調理器具について

炊飯器
電気ポット
寮の共有電子レンジ


もう半年近くここにいますが、なんとかなるものですね。

最近レンジの所へ行くのが面倒で、炊飯器が大活躍!

「新しい制約は新しいアイディアを生む!」
ということで、今日は炊飯器調理を紹介します。

蒸し野菜

先日、また小川町に行ってきたのですが、ここでもらった野菜を炊飯器で蒸しました。

ご飯を通常通りセットし、米の上に野菜の入ったお茶碗を置く。
炊飯開始!

今回はカブと三寸人参と大根の葉を蒸しました。
野菜の旨味が味わえる!しかもはしで簡単に切れる位の柔らかい!!
美味しい野菜はやっぱ蒸すのがいいかな。
普段、皮は面倒だから剥かないのですが、今回のは剥かない方が美味しいと思います。

ちなみに、三寸人参は三寸程度の小さな人参。東京の伝統野菜だったと思います。蒸す時には丁度いいサイズ!

蒸かし芋

まぁこれも蒸し野菜か?サツマイモも同様に蒸しました。
太いのは電子レンジで再加熱しないとちょっと固いですが、十分使える!

炊飯器の温度変化がどうなってるかは知りませんが、多分最初は弱火ですよね。しかもサツマイモの感じからして、蒸気はそこまで高温にならない?
まさに野菜に火を通すのに理想的??だと思います(すいそくですが)。


茶碗蒸

汁の多い炒め物をした時、残った汁を卵に混ぜて茶碗蒸しのようにしてみました。
野菜と同じ要領で炊飯器で加熱。

思っていた以上の出来!
スも入ってない!


こりゃ卵豆腐とかプリンもいけるべ!!


お汁粉

これが1番オススメ!

米がなくなってパスタ週間になっていた時、朝ごはんとして重宝しました。
餅、水、あんこを炊飯器へ入れる。→炊飯開始。

これでお汁粉になります!


水の分量はあんこより少し少なめ。餅が水を吸ってしまうし、鍋と違って煮込んで水を飛ばしながら調節ができないので水っぽい感じにはなりますが、問題なく食べられます。
水の量をかなり減らせば、あんこを練りこんだ餅みたいになります。こっちの方が僕は好きですね。


ひじき

野菜を蒸すのと同様になんでも加熱するのに使える!と思い、ひじきを試してみました。

水で戻して、味付けをしたひじきをタッパーに入れ、米の上に乗せ炊飯開始。

食える状態にはなったけど、パサパサ。味の染み込みも足りない?
失敗ですね…





ご飯を炊くときに一緒にって発想で使っていたのですが、煮物もできることに気が付きました。
少な目の水なら再加熱機能で沸かすことができるので、再加熱を1~2回して、保温。
今までは電気ポットで加熱してから炊飯機に入れていたのですが、この工程を省けます。

1人暮らしなら、炊飯器二台あればほとんど事足りる!!
中途半端な電子調理器具より絶対使える!!
パンの機能とかばっかり追及しないで、蒸す、煮るにも力入れればいいのに。




12/14/2013

おにぎりのススメ

ご飯に何か乗せただけ、ってのとたいして変わらないはずなのに、おにぎりだとちょっとワクワク感出ますよね。遠足気分と言いますか。

手に塩をつけ、一つ一つ具を詰め、優しく握る。そして、のりを付ける。う~ん愛情こもってる気がする。


イヤイヤ!
僕がそんなことするわけないじゃないですか!

手塩にかけて???
     →ラップでいいっしょ!!! 
(手塩にかけて・・・の語源はおにぎりではないらしいですけど)

一つ一つ具を詰め???
     →炊飯器に残った飯に具混ぜときゃいいんだよ!!!

のり???
     →意外と形合わせるの面倒。第一高い!ゴマで充分やろ!!!

ってのが僕のおにぎりの基本です。自分で食べるものとして作りますからね。
小腹が空いた時、買い食いをしないようにおにぎりを最近は持ち歩いています!




具は炒め物とかを混ぜるだけ。焼魚とかは崩せばいい。ひじきもいいですねぇ。

さて、適当なおかずがない時も、ちょっとした工夫で簡単におやつができます。

ということで、少しレシピ紹介



*****葉大根の混ぜ込みごはん*****

大根とかカブの葉、美味しいけどなかなか使い切れないですよね?すぐ腐っちゃうし、料理のメインにはなかなかならないし…
しかも、根部(白い所)と一緒に使うことあまりない!

そこで、ふりかけ状にすると便利。


大根の葉と家にある適当な野菜(人参など)をみじん切りにする

塩、ゴマ、だしの素(なくてもいい。鰹節、ジャコ、シラスなんかでもOK)をかけて加熱するだけ。
お茶葉入れてもいいですね。

完成

ふりかけとしても、おにぎりにしてもいいです。


レシピとして書くほどのものでもないけど、料理しない人向けのブログ(最近だいぶズレてるけど)だし、こんなもんだろ!






*****梅茶にぎり*****

少し前まで粉茶(葉が粉状のお茶。使い方は普通のお茶同様)を使っていたので、出がらしをそのまま、もしくは乾燥させて使ってました。

これを使っておにぎりに!!


ご飯にお茶葉と塩、梅干し、ゴマを入れて混ぜる。

完成

結構茶葉多くて大丈夫。





*****煮物を使ったおにぎり*****

煮物は汁っけが多くて握りにくいですね。まぁ炊き込みご飯にしろよって話なのですが、ここは横着をしましょう。

1、炊飯器内(熱いうちがいいです)のご飯に煮物の汁を少し加える。握るには水っぽいけどべちゃべちゃではないくらい。

2、ご飯を混ぜ、味を見て、必要なら調味料を加える。(味噌ベースなら味噌。醤油ベースなら塩か醤油)

3、ご飯をラップに広げて水をとばす。

4、中央に煮物の具を置いて、包む。

完成







いくら料理しない人でも日本人なら一度はおにぎり作ったことありますよね?
映画「岳」(漫画もかな?)でも、父子家庭のお父さんがでかいおにぎり作ってましたね。

「悪いな、いつも男飯ばっかりで」
「父ちゃんの男飯すきだよ!」

いいシーンだなぁ。


追求しだしたら料理はいくらでもこだわれる。
でも、日常でそんな難しいこと言わないでいいと思う。
自分に合った料理をなるべく毎日続けることが大切!!

「誰にでも料理はできる!!」 (レミーのおいしいレストラン グストー)


普段料理しない人も、おにぎりくらい作ってみませんか?



11/16/2013

米が食える幸せ

さて、パスタ週間を乗り切り。
長野へ援農。
米をいただきました。

30kg!!

10月12日のことです。

これは古米ですが、食べ終わったら新米とリンゴを送ってもらいます!(≧∇≦)




米30kg食い切るのか??
(1月にはフランス行くんだろ?)

なんて周りに言われてましたが、

「米1合=150g。30000gで200合。1日4合として、50日。
まぁ12月の初めにはなくなるっしょ。」


まず、1日4合ってところで感覚的なズレがあったらしい。


実際、最近は毎日4合たいてます。たまに5号だったり3号だったり。
隔週で昼夜逆転するので、あまり安定した生活ではありませんが、だいたい昼夜2号弱づつ食べて、朝とおやつに少しって感じです。

そう、おやつも!!
いつもおにぎりを持ち歩きます。こういうのないとついついパンとか買いたくなっちゃうんですよ。おにぎりについて、また別でそのうち書きたいと思います。





米があるおかげでおかず少なくして節約もできる!
栄養的にはどうなんでしょう?まぁ少しの間だしいっか!
古米はあと10キロちょっとになりました。


結構量食べてるつもりなのですが、体重が増えない。

カロリー調べてみたら1合530kcalくらいだそうな。

4合で2120kcal。
と、おかず少し。
あら、案外丁度くらい?

エッセンス(学生が発行してる、学生向け?なのかな?の食に関するフリーペーパー)でも、大学生の標準として2000ちょいくらいってなってたし。


油もの、肉類、お菓子系食べずに必要カロリー維持するの結構む難しいな!
もともと太りにくい体質ってのもあるのですが。

世間ではダイエット商品が随分出てるらしいけど、カロリー考えたらただ節約して、自炊して、米多めに食えば痩せるべ?
炭水化物ダイエットってそういうこと?炭水化物からのカロリーだけだと肉になりにくいって事だと思ってたけど、カロリーの割りに満腹になるってのもあるんですかね?

まぁ手間を惜しまずに揚げ物とかやってたらまた違うんだろうけど。



さて、ここで、米食で健康な日本にするための提案を3つ。提案というか、僕の希望ですかね?

①米は買わずに援農で手に入れる!
長野に一緒に行った後輩の東が「援農の機会を増やして農産物を物々交換できる社会になればいいと思う」と言っていました。
「まず、通過を使う仕組みが嫌だと」。

僕も今のお金を中心とした仕組みはいつか変わると思っています。で、手始めに米に関しては今回のような援農で作り、入手するようになったらいいなぁと。
田植え休暇、稲刈り休暇とか作ってね。

②コイン精米機に玄米モードをつける。
玄米から精米するモードではなく、もみを玄米にするモードです。
地域によってはあるとおもいますが(というか、見た事ある気がする)、いつも米をいただいているところの周辺にないんですよ。
合鴨農法の古野さん宅で、玄米と白米を混ぜたご飯食べたとき、「米の美味しさは玄米食べなきゃ分からない!」って思いました。勿論、白米だけでも、甘味、香り、粘り、弾力などの差は出ますが、美味しい玄米があると、旨味やら別の香りやらが入ってきて、味の深みが出ます。
白米より、玄米の方が米の良し悪しが出やすいと、その時思いました。

③肉の値段を上げる。
根本的に輸入した穀物安すぎでしょ。それに伴って肉も安すぎでしょ?
肉なんてぜいたく品の部類でいい。肉が多いから不健康になる。
っていう考えです。


さて、実際にそんなことできるのか?

まず、大抵の水田が援農者を受け入れる必要がないですよね?
機会化進んでるし、葉座かけしないし。

じゃあ、機会ないレベルまで援農するとすると?
除草休暇、代掻き休暇も必要になる。
まぁ時間はとれたとしても、代掻きは機会でやったほうがしっかりできるか??



と、まぁ今はまだ夢物語ですね。

「お米が切れたね」と米びつが言ったので、10月6日はパスタ記念日

題名の通り、米が切れました。
ちょうど長野へ稲刈りをして、お米をもらいに行く一週間前だったので、ここはなんとか耐えよう!となりまして・・・

パスタ5キロを購入!
!!!!!!!10月第2週はパスタ週間!!!!!!!

5キロ多いって?僕もそう思います。
3キロで良かった。

ただ、1キロとかだと3〜4食で終わってしまうし、3キロとか売ってないし。

そしてこの週、ついにザルを買ってしまいました!!やっぱり便利ですねぇぇぇ。



さて!パスタソースは・・・(?о?)
どうしたんだっけ?いつもiPhoneにメモしてたのですが、修理に出してメモがなくなってしまって・・・
iCloudにバックアップがうまくできていなかったようです。

なので、写真で思い出しながらざっくり紹介します。どっちにしてもたいしたものやってないし。



まず、魚のミルク系のソース系が食べたかったので、安かったタラと牛乳を購入。

ニンジンやらほうれん草やら玉ねぎやらとタラを炒めて、牛乳入れて、レトルトのホワイトソース?みたいなのも投入。

このレトルトいつのだろう?多分僕が二度目の大学三年生だったとき貰った奴?

たまにこういうの貰うのですが、なかなか使わないんですよね。でも、賞味期限気にしなくていいから不意に使いたくなった時とか便利!

なので、
もし邪魔な食材あったら下さいな!


味はレトルトソース使ったので、塩コショウを加えるくらいだったと思います。
ちょっと骨が邪魔だけどまぁなかなかですね。





次は、ニンジンとゴボウ、しめじを多めのごま油でいためました。
さらに、今度は冷凍庫の奥でジャコを発見!これも一緒にいためました。

完全に忘れてた!荒川区でアトリエやってる人に貰ったやつだ!!


味付けは、醤油と塩コショウ。

油多めで炒めて、何処にでもある調味料加えるだけ
それだけでも、麵に絡めれば結構いける。























まぁ、そんなもんです。




いつかやってみたいと思いつつも、機会がなくやらなかった事なのですが、

スパゲッティの弁当挑戦しました。



硬めに茹でて、油と茹で汁少し入れて、ソースかけておきゃいいだろ?後は食べる前にレンチン。


やって正解だったかな。

充分食えます。生協の学食とか職場の社員食堂よりはまし。


パスタ楽だな!!
料理簡略化し易いとは思っていたけどここまで便利だったとは!!
米が切れたことでいい発見になりました。


ただ、弁当用の茹で加減が分からない…。毎回、柔らかすぎでした。
ついつい茹で時間長くしてしまうんですよね~。




麵は5キロで600円らいだったかな?
1食300gくらいとして、1食37円。
ソース代は週(14食➕ちょい)1000円くらいだから一食70円。

朝はだいたい餅食べてました。
一キロ248円があったので!!

まずまずだろ。


でも米が食えないのは辛かった~~~。

11/07/2013

農業黄金世代!!~ジャパンフードフェスタ~

11月2,3日はジャパンフードフェスタでした。



知らない方もいらっしゃると思うので簡単にフードフェスタの説明。

11月は食と農林漁業の祭典という事で、毎週何かしら食関係のイベントをやっているらしい。
(農水省主催)
その1つとして、行われるのが、このジャパンフードフェスタ。
写真(今年で二年目!)

全国から農業、食品業界に関わる人が集まり出店をだしたり、講演会をやったりしています。この中で、大学生だけが集まる農林漁業学園祭という枠があり、ここに我らがちゅう食研究会も参加させてもらいました。

昨年はイナゴのおこわ、今年はイナゴの佃煮とちゅう食漫画を販売!!

漫画、なかなか良い感じですよ!!



このままでは、ちゅう食研究会が宇都宮の、いや、栃木の代表になっちゃいますよ~~!!
虫嫌いの人!いいんですか~?~?~







今回私はOB枠として参加。と言うか、会場に行って、特に仕事はせずにワイワイと混ぜて楽しませてもらっただけ・・・。

OBOGだけの懇親会なんかもあって、
「学生時代、熱い思いを持ち活動していた奴が、卒業後は農業や食と関係ない方に進んでしまうことが多い。せっかく学生時代につながりができたのだから、卒業後も何か協力できることがあったらイイんじゃないか!!??他分野にいってても農業に関わる機会はあるだろう!?」(白鳥 氏)

みたいな思いでできた懇親会。

でも、今回は意外とみんな農業系に進んでたようで、他分野は警察官と日野自動車(←俺)くらいか笑。

「今年の農林漁業学園祭の参加者は去年の2倍!(1.5倍でしたっけ?参加団体は41団体、参加学生は200人。)、この調子で増えて、2020年には累計1000人を超える笑!現役の参加者よりOBOGの方が多くなる!」(加藤 氏)
なんて冗談みたいなグラフも出てきた笑。でも、現実になりそうな勢い!!

一番最初の写真が懇親会の時のものです。右奥の坊主頭の2人から左に2人目の坊主頭が僕です。


本当に、貴重な仲間ができる場所だ。

高校時代、「農業問題、環境問題を解決してやる。」みたいな事をちょいちょい言ってたけど・・・。
当時、おそらく熱意は本物でだったが、本当にできると思い、自信を持ってそんな発言をしていた訳ではなかったと思う。
ただ、この熱を冷めさせないために口に出していたような。
本当に、自分の力で日本が変えられるとは思っていなかった。



でも、今は「俺の世代で日本を変える!」と自信を持って言える。


多分、そう思い出したきっかけは、今は亡きJASC(日本農業系学生会議)。

そして、昨年、今年と続いたフードフェスタでそれは確信に変わった。


今でも、自分1人で何かできるとは思わないが、全国に高い志を持つ若者が居ることを知り、
日本の食には明るい未来があると信じられるようになった。


OBOGのメンバーはみんな何かしら職業として行動していて、話もかなり実践が伴っていた。
私はまだ就職どきではないと思い、ちゃんとした就職をしていない。実際の立場は別として、自分の意識としては学生でいる。

実際、学生だった時から、職業として農業に関わる人と、農業系の学生では言葉の重みが違うということは感じていた。しかし、自分が学生ではない側としてくくられてみると、その差が凄く苦しかった。


「学生時代こうしたから自分はこうなった。」と結果が出ている経験からのアドバイス
「こういうの実際には●●」など、専門家だからこその意見

周りがそういう話をできるのに対し、私は大学高学年生と同程度の経験である。大学時代どうしたか、そこまでは言えるがその本当の成果を語れない。

今は、人生の目標に向かって動き出す準備期間として考えている。就職(場合によっては企業)してからが人生の本番であり、実際に動き出すステップだと思う。

私が学生時代にしていたことなんて所詮、人生の準備運動だ。
(ふんどしで町歩いたり、壁上ったり、車の窓割ったり、鶏を寮で飼ったり捌いたり、猪や鹿捌いたり、虫食ったり、虫食うこと力説したり、飲み会して警察呼ばれたり、夜の山で遭難しかけたり・・・ろくなことしてないな)
だから、ここで燃え尽きはしない。今後に大きな夢を描いている。

就職しなかったことを後悔しているわけではないが、早く実際に行動を起こしたいと改めて思った。


私の夢、それは、一言で言ってしまえば、「食の意識改革」でしす。
ですが、学生時代ろくなことをしていなかった私は、ほぼ無力でとても夢には届きません。
これから、フランスへ行き、見聞を広め、そして就職してからもそこまで大きな力を持てるとは思えません。
なので、皆さんに今まで以上に頼ることがあると思います。その時はよろしくお願いします。

逆に、私がお役に立てることがあるとしたら是非、頼って下さい。


同世代の者として、また、世代が違うにしても同じ志を持つ者として、協力していこうじゃありませんか!!!
(片利共生にならないよう、頑張ります。)


最後になりましたが、いろりの皆さん、参加者の皆さん、農水省の皆さん、楽しい時間と素敵な繋がりをありがとうございます。





おまけ、
大学の後輩がFACT21というフリーペーパーを作っています。私も昔記事を書かせてもらったことがあります。

自由に言いたいこと言おうぜ!!みたいなフリーペーパー。
皆さん書いてません?

別に編集に関わってる訳ではないのですが、宇都宮大学以外に広めて、色んな人の記事が読みたくて宣伝させてもらいました。


書きませんか???
毎月出していて15日が締め切。12月15日までに出してくれれば僕も日本で読めます。
文字数は最低3000字。多くなる場合は一通連絡くださいとの事でした。(でも最大4000くらいかなぁって感じ。)


良かったら僕が文書中継しますよ。ワードで書いてくれれば大丈夫です!

以外、最新版のリンクです。こんな感じになります。

10/31/2013

宇都宮農業の今後?〜阿部梨園見学後、ふと思ったこと〜

これから、どんな農家が残るのか?
農家はどんな生き残り戦略をとるのか?
昔からある大きな問題だったと思いますが、TPPで将来の選択を急がなくてはいけなくなりそうですね。

まぁ、今回はもうちょっとラフな話をしようと思います。


Facebookでもちらっと書きましたが、9月に阿部梨園に行ってきました。

積極的に栽培方法などを学び、こだわりを持ち、大玉の梨を作っている農家さん。

本当に大きいのしかない!こんなに大きさが揃ってる果物そうないと思う。梨は大きいほうが美味しいらしい!


売り方も工夫していて、箱のデザインなどにも凝っています。


まさに、阿部さんは先進的な農家だと思います。

「のんびりと田舎暮らし。」「自給自足ができればいい。」と言って暮らすのも勿論いいし、そういった人がいるのは大切だと思う(この辺の肯定意見書いてると切りないので今回は書きませんが、一言入れないと否定してるみたいになるので…)。

でも、それだけではやっていけない。
皆が自給自足するとしても、公共機関、医療、農業用品製造など必要な仕事はあるはずだから、やはりお金を稼がなくてはいけないし。
(個人的には医療なくてもいいと思ってるけどね笑。多分、それは少数派でしょ?)
私の感覚ですが、生活の自由度が上がっても遊びの自由度が落ちるのは嫌だ。

なので、農家も金を稼げるように、農業を産業としてちゃんと残すべきだと思います。産業というからには儲けが必要!
もしくは、国営化しちゃうとか。


農業体験、農業塾、オーナー制、提携栽培などなど、地域や農家ごとに色々新しいことやってますよね〜。


阿部さんも、周りは同じような梨園が広がる中、同じことをしていてはダメだと考えた農家の1人。
「No.1を目指す!」と、とても意欲的な方です。

栽培技術についても、マーケティングについても、学び、実践する!更に、新しいことにも挑戦する!
仕事をする上で当たり前のことなのでしょうが、見習って行きたいです。そして、何より話を聞いてて面白い!!


さて、阿部さんのところへ行き、宇都宮(栃木)の農業のあり方は今後どうなるのだろう?と、ふと思いました。


宇都宮は50万人都市!
土地は平なとこが多い!
中心部を少し外れれば農業地帯!

これだけでも結構可能性ありそうじょないですか?

妙に意識高い飲食店多いし、車で野菜買いつけて、直接飲食店へ売るみたいなのもできそう。市場ではない仲介。
富良野でそんなことやってる人がいたなぁ。
「農家の方のこだわりを買う人に届ける」みたいな考え持ってる人。
「玉ねぎをサラダ用に欲しいっていう人には、柔らかく甘い玉ねぎを、スープ用にっていう人には硬くて辛い玉ねぎを持って行く。需要に適切に応えられるように、生産者のことも消費者のこともちゃんと理解しなくてはいけない。」なんて話をしてくれた。
あの人もかっこよかったなぁ〜。



宇都宮市は農業と工業のバランスが取れている!なんてのを市としては売りにしているみたいです。

でも、これを見ていつも思ってたんですよね〜。
ただ、両方が混在してて、特に1番になるようなものがないんでしょ?って。
確かに農地も結構あるし、工場地帯もありますが、、、
両方あるからなんなのさ?って。
売りにしてる割にその長所を活かしてない!(バイオマスの利用を都市計画に入れてますがそんなに活発にやってる訳でもない。)

いっそ食品加工No.1とか目指してみればいいんじゃね?

①餃子並みに地元野菜の地元加工食品を幅広く売り出して、加工食品の街になる。
②観光用に小型プラント作って、収穫体験&食品加工体験!

みたいな?

午前はトマトの収穫体験。午後は取ったトマトでケチャップを作ろう!とか。あえて拘りのケチャップとかじゃなくて、商品と同じやつとか。
宇都宮はカクテルの街だし、採ってきた果実でカクテル作りとかも。

まぁそんなことができるかどうかは別としても、農業と工業の両立の利点をもっと具体的に示した方がいいと思う。


そして、気候的には?
内陸で昼夜の温度差が大きい。
そんなに雪多くない。
日照時間が長い(栃木県は全国1位だったかな?前から疑問だったのですがなぜ?雲が少ないってことかな?まぉよく分からないです。)

果樹ピッタリなんじゃね!?

梨も意外としられていませんが、生産量全国で第3位らしいです!

1位千葉 2位茨城


結構上なのは知ってたけど鳥取より多いとは!
知らんかった!!
ん?俺だけか?


中心部は工業地帯と住宅地だし、東京もそこまで遠くないし、摘み取り園系結構あり?
イチゴはすでにやってますしね。
梨、リンゴなんかもちらほらやってるみたい。那須に行けば牧場もあるし!

なんやかんだ栃木、食に関する体験、観光、結構できそうやん!

阿部さんも梨狩り始めるかもとのことでした。
前に言った僕の消費者としてのワガママがきっかけらしい!
「梨狩り体験とかしないんですか?」

「熟期を見分けるの難しいからなぁ」

「どれ採っても美味しい時期とかにやれたらいいのになぁ」

「そっか!最盛期にやればいいじゃん!」

と、言うことで今年実験的にやって見たそうです。
まさか、本当に挑戦してくれるとは!!⚫️⚫️狩りやると、果実選ぶ目養えるので結構好きなんですよね。もちろん収穫に参加ささせてもらって、虫食いとか傷物をつまみ食いするのが1番でしょうが。
(そういう体験してると味のバラツキが分かって楽しい!)


と、僕がやってみたいこと、やってたらいいのになぁって思ったことをづらづら書きましたが、実際宇都宮はどうなるのやら。
僕も、こんな思いつきばかり言ってないで、下調べをちゃんとして、実現する力をつけないといけないですね。
それが、社会に出るってことか…。


なんにせよ、
阿部梨園で梨狩りができる日が楽しみや!!






10/27/2013

10月7日~、14日~、21日~の食費

7日からの一週間

小松菜 88円
たら   199円
玉ねぎ 35円
牛乳   148円×2
アイス 101円
もち   198円
あんこ  198円
パン   60円
エナジーゼリー 98円×3
計 1469円

それと、スパゲッティ 5kg 835円  これ入れるとオーバーだな・・・


この週は家に眠っていたココアパウダーでココアにはまってしまった。と言うのも、寮にあったオーブンレンジがなくなってお菓子でココア使う機会がなくなったので飲んでしまおうと思ったので。
さらに、料理でも牛乳使ったし、牛乳消費が激しかった。

米がなくなったので、この週はパスタ週間でした。


14日~
食材は残っていたニンジンとごぼう、それと、12~14にまたもや援農(稲刈り)に行ってきたので、その時にいただいた野菜で何とかなった。米も30キロ貰いました。これで、腹いっぱい米食える!!

風邪を引いてしまって一回中食。

セブンイレブンのおでん(つみれとうどん) 225円
ヨーグルト                    158円
のど飴                      189円
エナジーゼリー(これ完全にはまりました。)138円×2
レッドブル                    190円
コーヒー豆                    480円
計 1518円


21日~
生姜           78円  
鳥もも          203円
ボーロ(たまごボーロ) 88円
レンコン         52円
油揚げ          98円
クッキー         118円
ツナ缶4缶        369円

コーヒーとワインのつまみに少しお菓子。
拓殖大学の友達にジャガイモとニンジンいただいたので、それで煮物。そして、前に使ったひじきをメインで食べました。
ツナ安かったので今のうちに買っておきました。これから語学学校の授業料払って極貧乏生活に入ると思うので・・・
最悪ツナ一缶とご飯で二日は生きられる。










小川町での頂き物で!(9月23~10月6日二週間分)


9月22日に小川町で貰ってきた野菜をしばらく使います。
このお陰でかなり節約できた。しかも、美味い野菜が食える!

9月23日からの一週間は
野菜買わなくて済んだのですが、あまりに疲れていたので、パンで食事を済ませてしまった。
そして、ゼリー状のエナジードリンク?があって安かったので買ってみました。

パン         406円
エナジーゼリー? 246円
もち          378円




まずは、小川町でもらってきた野菜を切り、オリーブオイル、塩コショウ、ナツメグ、マヨネーズで味付けして加熱。

そして、パスタにからめる。

まぁパスタソースは適当に野菜切って適当に味付ければなんでもいいと思います(とかいいながらも、ツルムラサキはだいぶ味のバランス崩すイメージがあるから少なめにしましたが)。

料理しない人が迷うのは適当な味付けってとこですよね?

そんなもん良くあるパターンを真似てみればいいんですよ!

パスタソースの定番と言えば?

・トマトソース(トマトと鶏ガラとかブイヨンとか出汁&塩とか。まぁ塩っ気と旨味ですね)
・クリーム系(ホワイトソース作るのは面倒でも牛乳にトマトソース同様の味付けでOK。トロみが欲しければパスタの湯で汁を少し加える。)

他にも、ペペロンチーノとかカルボナーラとかそれっぽい味にすればだいたいおいしくなります。

更に言えば、
「オリーブ、チーズ、ワインが合いそうなものを使って洋風な味にするか」

「醤油、出汁の風味がある和風の味にするか」

ってくらい大雑把な感覚でもそんなに失敗しないと思います。


和風のお勧めはお新香のパスタ。
大人数の飲み会のコースとかでお新香出ると大抵余りますよね?
そのお新香を持ち帰って和風パスタソースを作る!

簡単でうまい! そして、エコ!!


これ好きだったんだけど、最近そういう飲み会ないからなぁ〜。



さて、もう一品はおから
おから何て使うの中学生以来かな??
ネットで調べてみるとレンチンでもいいらしかったので、とりあえずおからをレンチン。
空芯菜、人参、ピーマンを切ってこれも加熱し、おからに混ぜて、味付け。

おっと!間違った!!
最初に野菜だけで胡麻和えにして、その味をみてから一部をおからに混ぜる予定だったのに!!!!

うわぁ〜味付け難しい…。

と、まぁよくあるミスですね笑。
(普通ないか?)

取り敢えず、ゴマ、塩、砂糖、みりん、醤油、いろいろ味噌、マヨネーズとか色々使ってそれっぽい味に仕上げました。
なんとか料理として成り立ったし良しとしよう!

塩だけ入れて、前回の梅ひじきと混ぜても美味しかったです。



9月30日からも、小川町産の野菜が続きます!!
買ったのは
ニンジン  138円
ごぼう   118円
豚挽き肉  208円

ナス二種類とオクラを合わせ油で炒める。要するに焼きナスとオクラ。
レンジ用のプレートすごいな!いい感じで焼き目も付く。
油はごま油とサラダ油で多めにしました。


そして、
半分、梅ひじきと合わせる。

半分、醤油、マヨネーズ、コショウ、きな粉と合わせる。

ん?きな粉?

ブログの更新遅れてたせいでどんなのやったか忘れてる!!?
きな粉なんか入れたか?
んー?入れたような気もしなくはない…?
ちゃんと味の感想とかまでメモっとくべきだった…。


さて、気を取り直して!

残りのナス、オクラと市販の人参、ごぼう、ひき肉を使って煮物も作りました。

いつものように、コンブ出汁をとり。
人参、ごぼうはシリコンスチーマーで加熱。
ひき肉は塩コショウ、赤ワインを加え加熱。
オクラとナスは前の料理同様に焼く。

全部混ぜて、味醂、醤油、ナツメグで味付け。
今回は片栗粉であんかけっぽくしてみました。
フライパンとかじゃないから難しいかと思ったけど、案外いける!
レンジ用のプレートがしばらく高温で、レンジから出しても沸騰状態が続いているので、そこに水溶き片栗粉を入れて作りました。
試してみるもんですね!


久しぶりにこってり系。ずっとこんな感じの食べたかったんですよ~。
満足、満足!
しかも、果菜類は味の差が大きいな!しっかり味付けても美味い果菜はちゃんと存在感ある!

こんなに野菜貰えるなんて、本当有り難い!!
また手伝い行こう!!




最近、ブログの更新が全然できてない。
実際、毎週の食事事情あんまり面白くないし、書きにくいなぁ。

今後は、何週かまとめて出費だけ書いて、それと別で、面白い料理の時だけ更新しようと思います。

出費に関してはフェイスブックにはリンクしないと思います。



10/06/2013

日本の農村風景 残すべきか否か

小川町まで自転車で行ったのですが、途中の中山間地の農村風景がとても綺麗!

小さな畑に多品目の野菜、田んぼは葉座かけをしているところが多かったです。
こんな田舎で少量多品目、葉座かけをする水田。明らかに自家消費用でしょう。中には出荷していそうな畑や果樹園もありましたが、儲からないだろうなぁ。
作業をしているのはお年寄りばかりでした。


今まで、こういった農村、と言うか農業に対して思っていた私の意見を、久しぶりにちょっと真面目感じで書いてみようと思います。


農地が高く売れる機会を待つ人、先祖代々受け継いだ土地だから守りたいと思う人、手放したいけどどうしようもない人、 色々事情はあるのでしょうが、農業をいやいややるなら辞めてしまえ!補助金に頼り続けなくてはいけない仕事はいらないというのが私の意見です。  先進国において、食糧生産を補助金などで保護するのは当たり前になっているが、その感覚がおかしいと思う。いや、外国ではどう捉えているか分からないが、少なくとも日本人の捉え方には問題がある。「農業は儲からない。だから、農業従事者に補助金を出す。」と言う考えがおかしい。 


大学入試の小論文対策をしていたとき、


「農業をなくしたら、農家の暮らしはどうなる!」「補助金がないとやっていけない産業なんて、必要ない!」


こんな討論をよく担任としていた。別に、担任の意見が農家の暮らしを守るべきという訳ではなく、「大学の農学部は農業従事者のためにあるものであって、そこの先生たちが賛同しやすい主張をしなさい。」という意味であった。勿論、そんな理由で正しくないと思う意見を書くのは嫌だったので、やんわりと避けるような書き方を練習していた。 

 今でもあまりこの意見は変わっていない。農業が国民の生活のために必要だということを国民に納得させ、国民の生活のために農業に税金を使うのなら賛成だ。あたかも所得の低い農業従事者を守るために税金を使うから、いつまでも農家の身分が低いように思われてしまう。 農家自身が農業の必要性を発信することが大切だろう。佐渡島のトキと暮らす郷つくり認証米などのように、生産物自体の価値だけではなく、その生産物を生産する過程が、どのように環境や人の生活に結びつくのかを伝えなくてはいけない。日本は、原生林以外ほとんど、人が手を加えた自然で有り、人の手がないと保つことが出来ない。日本の里地里山の荒廃が進めば、洪水や土砂崩れ、水質汚染にもつながる。ダムや浄化設備を作るより、農業によって今の環境を保つ方が手間もお金もかからない。このような日本の農業・農村の多面的機能の価値は8兆2千億円とも言われている(日本学術学会)。 農業にはこれだけの価値があるのだから、それを正しく伝えればいい。国民の意識が低すぎるのも問題だが、農業を守るべき弱い存在としてしか見ていない国も、JAや国が守ってくれると思い続けている保守的な農家も問題だ。 
 2011年、丁度あの地震があった日、私は山口県の田ノ浦原発を見学していた。田ノ浦は豊かな自然が残っていて、ここに原発を作れば豊富な水資源が失われてしまう。田ノ浦の漁師が獲った魚を買い支える動きが全国に広がっていた。「買い支える」と言う言葉を、当時私はあまりよく思っていなかった。しかし、このように商品を選択することで、国民の政治への意思表示にもなる。さらに、本当に必要な仕事をしていると胸を張って言えるのなら、それを宣伝し、買い支えたいと消費者に思わせるべきだとも考えるようになった。農地の価値はあくまでも概算であって、個々の農家について調べることは難しい。また、消費者によっても、その価値は異なるだろう。 
 個々の農家が自らの活動やその必要性を伝え、消費者がその価値を判断する。それで、消費者に必要と思われず、生き残れなかった農家はなくなればいいし、農地がなくなり洪水が起き、町がなくなっても仕方がない。消費者が正しく判断する知識を持つ、情報の発信や受信ができるようにするなど、課題は多いが、消費者が農業に敬意を持って、その重要度にあった対価を支払う形が理想だと思う。

「外国は農業に補助金をかけ、安く農産物を作るから我が国もそうしなくてはいけない。」なんて言うのは、「外国が核兵器を持ってるからうちも持たなくちゃ」と言うのと変わらないじゃないか。資本主義経済の中で衰退してしまう農業を税金で支えるより、国民からの信頼と敬重によって支えられる方が自然ではないだろうか。天下りや癒着で問題になる企業より、会社イメージを上げることで、売り上げを伸ばそうとする企業の方が良いに決まっている。 


という意見をずっと持っていました。
まぁ、この意見が変わったわけではないのですが、農家がPRすべきことは、環境の維持(洪水防止など)、食文化の伝承、食糧生産の基盤となっている、くらいだと思っていました。「景観維持もよく言われるけど、そんなの後付けでしょ笑」みたいな!

でも、中山間地を自転車で通って意見が180度反転!
「この景観は守りたい!」

別に、「日本は景観を守らなくてはいけない」と言うわけではありません。前述した通り、それを保つために必要なだけの消費者からの理解がなければなくなればいい。農村の景観を守りたいというのは、意見ではなく、願望です。

今後、景観も含めた農業の価値を広めていきたいと思います。


ってことで、何か出来ないですかね?
まぁ農村風景撮ってる写真家は既にいるし・・・
農地で写真撮影の講座やったり、なんか面白いこと出来たらいいですよね。

いや~、やっぱり写真始めたいなぁ~。
フランスから帰ったら一眼買うかなぁ~。


因みに、これはiPhoneで撮りました。手が入っているのは、夕日が逆光になってうまく撮れなかったので、手を庇に使ったからです。


ぶらり、自転車の旅

小川町までの道中、いくつか面白い店を通りました。

あまりこの辺りの地名が分からないのですが、
入間、飯能、日高、高麗、毛呂、越生、ときがわ町を通ったのかな?
(市なのか、町なのか、群なのか分かりませんが)

下町っぽいところや中山間地帯を通ったためかも知れませんが、自転車、面白いですね。車では見逃してしまうところを見つけられる!
今まで、長距離で自転車使うのは引越しが多かったので、荷物多すぎて周り見る余裕なかったんですよね~笑。


いくつか立ち寄ったお店を紹介します。


越生にて、こだわり豆腐「藤屋」
幹線道路を走っていて、ちらっと横の小道に「コーンポタージュ豆腐」なんて書かれたのぼりが見えて寄ってみました。
コーンポタージュ豆腐は正直そんなに好きではなかったのですが、他にもしそやゆずなどもありました。
普通の豆腐の種類も豊富で、お菓子も作っていて、ほとんどの商品が試食できました。かなり観光向けの店です。でも、美味しい!!

特に絹豆腐が美味しかったです。美味い豆腐屋では、木綿の方が美味しいイメージだったのですが、ここは絹がいい。こんな美味しい絹豆腐初めてかも知れないくらいです!
この辺り豆腐有名なのかな?他にも何店舗か見かけました。小川には渡辺豆腐(有機農業の町の火付け役である金子さんの大豆を使っている豆腐屋さん)もありますしね。あぁいつか渡辺豆腐行ってみたい!!



藤屋では日曜の3時~4時にできたて豆腐を販売しているようです。1つ100円!!

ちょ~どその時間にあたったので食べてみました。
素朴な感じだけど強い甘みがあって、おいいし!!
ただ、置いてある醤油が豆腐醤油(だったかな?)と書いてあったのですが、刺身醤油を甘くしたみたいで全然豆腐に合わない・・・




その後、おぼろ月夜という豆腐、この辺りの名産らしい、ゆずのドリンク(この辺りの至る所で売ってました)を購入。さらに、無料だったのでおからをいただいてきました。

こういう豆腐、塩少しかけて食べて、後半から醤油っていうパターンでいつも食べていたのですが、今回ちょっと変わった!
塩、ピンポイントに多目がいいと思う(もともと僕は塩たいてい少ないから普通なのかな?)。まぁ、塩が八丈島の塩でなかなかいい塩だったからってのもあるかな。塩のミネラル分もよくわかるし、豆腐の甘みも引き立てられる。塩に負けないくらいちゃんと味のある豆腐だからかな?

少し豆乳?が入ってたので、豆腐を少し残して、醤油を加えて混ぜ、そうめんをつけて食べました。



冷たいならきゅうり、トマトもいいと思う。
温かいなら…?カボチャ?人参?
トマトとチーズとか、明太チーズもいいかも!
そのうち試してみたいですね。

ゆずドリンクは冷たい状態で飲むには薄っぺらい味な気がします。まぁゆずとかって結構難しいですよね。ちょっと甘すぎかも知れないけど、温めたら美味しそう!


他にもよった場所あるのですが、写真がないので、良かったところだけざっくり。

日高の和菓子屋さん。
まぁただの小さな和菓子屋さんなんですがね。
小さな子供がいて、しかも、人見知りしない!かなり話しかけてくるし、踊りだすし、
いや~かわいかったぁ

毛呂のcocoroと言うバームクーヘン屋さん。
オープンしたばかりのようでした。ここは写真撮っとけばよかった!しっとりしたやわらかめのバームクーヘン。売り切れてたのですが、中にプリンが入ったものもありました。次回はそれを買ってみたい!!



旅先とかで入る店、たいていはずれなのですが、今回はあたりが多かったです。
この辺、本当に面白い!クロスバイク持ってて良かった!

そんなに遠くはないし、景色もいいし。今後も小川町行くときはサイクリングも楽しもうと思います。

有機農業のメッカ小川町へ

休日、自転車で小川町へ行ってきました。

青梅市から40㎞くらいのところに位置する小川町下里。ここは有機農業のメッカと言われるくらい、有機農業が盛んな地域です。

農業界では結構有名ですよね?
町はあまり有機農業を大々的に宣伝してなくてそんなに知られていない気がするといってたのですが・・・。一般的にはどうなんでしょう?



この地域で有機農業をしている、栗山さんによくお世話になっていて、今回も栗山農園へ行って来ました(栗山農園ブログ)。

土曜の夕方に家を出て、夜に着いて、早速飲みに!
町の小さな居酒屋って感じのお店へ行きました。実はここ、前に一人で来たことあるんです。
焼き鳥屋さんなのですが、鶏はありません。焼き鳥と頼むと豚のかしら肉を使ったネギマが出てきます。これを特性の味噌につけて食べる。

もともと、この辺りの工場に出稼ぎに来ていた人たちが多くて、安くて美味しくて、腹いっぱいになるものを求めて、かしら肉を食べる文化ができたそうです。

実際、
鶏ももに負けないくらい…
いやいや、
鶏もも以上に美味しい!!

駅から遠く、駐車場もないので、地元の人ばかりですが、下里へ行ったらぜひ立ち寄って貰いたい場所です。
田舎に行ったら、やっぱり地元の味を楽しみたいですよね!

因みに、一人で来た時は小川町の道の駅に車を止めて、徒歩で行きました。
その後は車中泊。




翌日は少し畑仕事

作業としては、白菜の定食(育てた苗を畑に植え付けること)、提携栽培のお客さんに送る野菜の収穫をしました。

いつも、この時期に行くと、「種播いたり植え付けしたりした後、晴れが続いちゃって定着しない!(汗)」って話になる!!
だからって、曇りの日を待っていたら時期が遅くなりすぎて白菜が結球(葉が巻いて玉状になること)しない…。
品目が多いから他の作業にも追われる…。
駆け出しの有機農業農家は副業もある…。


いや〜
時間は待ってくれないものだなぁって改めて実感させられます。


今週は、金曜夜勤の月曜日勤の日。
そして、小川町まで自転車で3時間くらい。
ということで、そこまで長くはいられませんでしたが、図々しく野菜貰っちゃいました。
まぁ初めからそのつもりでしたが!笑!

今回貰ったのは、
ツルムラサキ、空芯菜、ナス、青ナス、オクラ、ピーマンと、奥さんの実家(鳥取)から届いた二十世紀梨。



栗山さんの家で、ナスとオクラの炒め物いただいたのですが、やっぱりうまかった〜。


家での調理については食費と食事の方で書きます。


1つだけ、穴があいていて出荷用からはずしたピーマンも貰いました。何か出て来るかなぁ?と思って切ってみると…
お!いた!





ネットで調べたところ、どうやらタバコガらしい。
よく聞くけど見たことないやつだ。

そのまま切った野菜と一緒に炒めました。
そして、入れたことも忘れて気にせず食べちゃいました。
しまった!味の感想書こうと思ってたのに!!
気にならず食べたってことは皮柔らかいのかな?モンシロの幼虫は皮が固くて嫌だったんだよなぁ〜。

ネットで名前調べてると、ピーマンから虫が出てきたという体験談を書いてる人達を結構見かけました。
いるもんですね〜。

しかも、「包丁投げそうになった」とか、「叫んで家の外まで逃げた」とか…
まぁそこまでならまだ許せるんですがねぇー。

「もうあのスーパーで野菜買わない」とか、「あの店の衛生管理どうなってんだ」とか書いてる人もいて…

なんなんだこの国は!!

まぁワザワザネット上で書く人はそう人ってだけで、大多数の国民はそこまで思わないと信じてますがね。・・・そう信じたいですよね。

「虫が食べるほどうまい」理論は信じていませんが、虫がいるのは当然と思うべきだと思います。
農家や選果場は十分、虫などの異物が混入しないように努力していると思います。それでも、完璧に混入を防ぐことはできない。果実の中で大きくなる虫は穴が見つからないこともありますし。

この間、さだまさしさんがラジオで、「怒りのほとんどは、相手ではなく自分の無知が原因だ」なんて、言ってました。

まさに、野菜のことを知らないからこそのクレームですよね。

(さて、こんなこと言ってる私の怒りも、虫が出て来たと書き込みをした人の感覚や考え知らないという、無知によるものなのだろうか…)


栗山さんのところでは、野菜を買ってくれているお客さんを呼び、田植え、稲刈りなどの農業体験も行っています。小川町の有機農業やってる人は皆やってるのかな。
かなりありきたりな話ですが、こういった農業を体験できる場所はまだまだ必要だなぁと実感しました。そして、農業をまったく意識していない人たちとの感覚のギャップは大きいのだと。





栗山さんの家で、葉生姜とトマトいただきました。

葉生姜は鮮度が重要だし、トマトは完熟させると一般の流通品より美味い!どちらも現地だからこそ味わえる味。
流通の技術が発達した今でも、一般の流通に乗せるのが難しいものはまだまだある。日本農業には可能性がまだまだあるはずヤ!!