これから、どんな農家が残るのか?
農家はどんな生き残り戦略をとるのか?
昔からある大きな問題だったと思いますが、TPPで将来の選択を急がなくてはいけなくなりそうですね。
まぁ、今回はもうちょっとラフな話をしようと思います。
Facebookでもちらっと書きましたが、9月に阿部梨園に行ってきました。
積極的に栽培方法などを学び、こだわりを持ち、大玉の梨を作っている農家さん。
本当に大きいのしかない!こんなに大きさが揃ってる果物そうないと思う。梨は大きいほうが美味しいらしい!
売り方も工夫していて、箱のデザインなどにも凝っています。
まさに、阿部さんは先進的な農家だと思います。
「のんびりと田舎暮らし。」「自給自足ができればいい。」と言って暮らすのも勿論いいし、そういった人がいるのは大切だと思う(この辺の肯定意見書いてると切りないので今回は書きませんが、一言入れないと否定してるみたいになるので…)。
でも、それだけではやっていけない。
皆が自給自足するとしても、公共機関、医療、農業用品製造など必要な仕事はあるはずだから、やはりお金を稼がなくてはいけないし。
(個人的には医療なくてもいいと思ってるけどね笑。多分、それは少数派でしょ?)
私の感覚ですが、生活の自由度が上がっても遊びの自由度が落ちるのは嫌だ。
なので、農家も金を稼げるように、農業を産業としてちゃんと残すべきだと思います。産業というからには儲けが必要!
もしくは、国営化しちゃうとか。
農業体験、農業塾、オーナー制、提携栽培などなど、地域や農家ごとに色々新しいことやってますよね〜。
阿部さんも、周りは同じような梨園が広がる中、同じことをしていてはダメだと考えた農家の1人。
「No.1を目指す!」と、とても意欲的な方です。
栽培技術についても、マーケティングについても、学び、実践する!更に、新しいことにも挑戦する!
仕事をする上で当たり前のことなのでしょうが、見習って行きたいです。そして、何より話を聞いてて面白い!!
さて、阿部さんのところへ行き、宇都宮(栃木)の農業のあり方は今後どうなるのだろう?と、ふと思いました。
宇都宮は50万人都市!
土地は平なとこが多い!
中心部を少し外れれば農業地帯!
これだけでも結構可能性ありそうじょないですか?
妙に意識高い飲食店多いし、車で野菜買いつけて、直接飲食店へ売るみたいなのもできそう。市場ではない仲介。
富良野でそんなことやってる人がいたなぁ。
「農家の方のこだわりを買う人に届ける」みたいな考え持ってる人。
「玉ねぎをサラダ用に欲しいっていう人には、柔らかく甘い玉ねぎを、スープ用にっていう人には硬くて辛い玉ねぎを持って行く。需要に適切に応えられるように、生産者のことも消費者のこともちゃんと理解しなくてはいけない。」なんて話をしてくれた。
あの人もかっこよかったなぁ〜。
宇都宮市は農業と工業のバランスが取れている!なんてのを市としては売りにしているみたいです。
でも、これを見ていつも思ってたんですよね〜。
ただ、両方が混在してて、特に1番になるようなものがないんでしょ?って。
確かに農地も結構あるし、工場地帯もありますが、、、
両方あるからなんなのさ?って。
売りにしてる割にその長所を活かしてない!(バイオマスの利用を都市計画に入れてますがそんなに活発にやってる訳でもない。)
いっそ食品加工No.1とか目指してみればいいんじゃね?
①餃子並みに地元野菜の地元加工食品を幅広く売り出して、加工食品の街になる。
②観光用に小型プラント作って、収穫体験&食品加工体験!
みたいな?
午前はトマトの収穫体験。午後は取ったトマトでケチャップを作ろう!とか。あえて拘りのケチャップとかじゃなくて、商品と同じやつとか。
宇都宮はカクテルの街だし、採ってきた果実でカクテル作りとかも。
まぁそんなことができるかどうかは別としても、農業と工業の両立の利点をもっと具体的に示した方がいいと思う。
そして、気候的には?
内陸で昼夜の温度差が大きい。
そんなに雪多くない。
日照時間が長い(栃木県は全国1位だったかな?前から疑問だったのですがなぜ?雲が少ないってことかな?まぉよく分からないです。)
果樹ピッタリなんじゃね!?
梨も意外としられていませんが、生産量全国で第3位らしいです!
1位千葉 2位茨城
結構上なのは知ってたけど鳥取より多いとは!
知らんかった!!
ん?俺だけか?
中心部は工業地帯と住宅地だし、東京もそこまで遠くないし、摘み取り園系結構あり?
イチゴはすでにやってますしね。
梨、リンゴなんかもちらほらやってるみたい。那須に行けば牧場もあるし!
なんやかんだ栃木、食に関する体験、観光、結構できそうやん!
阿部さんも梨狩り始めるかもとのことでした。
前に言った僕の消費者としてのワガママがきっかけらしい!
「梨狩り体験とかしないんですか?」
「熟期を見分けるの難しいからなぁ」
「どれ採っても美味しい時期とかにやれたらいいのになぁ」
「そっか!最盛期にやればいいじゃん!」
と、言うことで今年実験的にやって見たそうです。
まさか、本当に挑戦してくれるとは!!⚫️⚫️狩りやると、果実選ぶ目養えるので結構好きなんですよね。もちろん収穫に参加ささせてもらって、虫食いとか傷物をつまみ食いするのが1番でしょうが。
(そういう体験してると味のバラツキが分かって楽しい!)
と、僕がやってみたいこと、やってたらいいのになぁって思ったことをづらづら書きましたが、実際宇都宮はどうなるのやら。
僕も、こんな思いつきばかり言ってないで、下調べをちゃんとして、実現する力をつけないといけないですね。
それが、社会に出るってことか…。
なんにせよ、
阿部梨園で梨狩りができる日が楽しみや!!