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3/11/2016

古谷農場視察&ウド体験

「農歌祭」で農業体験&作歌と言う、ちょっと変わったイベントをさせていただく予定の古谷農産さん。視察も兼ねて遊びに行ってきました。


ウドの収穫 扱い注意!高級食材!!~


食べたことありますか?軟化ウド。
そうそう食べる事のない、結構な高級食材ですよね。ウドは繊細!少し毛をつぶしただけで、劣化が始まり、すぐに黒くなってしまいます。その為、極力根元、もしくは、枝部分しか触らないようにします。イチゴや完熟の桃みたいに、骨董品を扱うような慎重さでした。
特に、出荷量日本一のここ、西那須野地域のウドは扱いが質が良いらしく、市場での評判も高いとか。



今年は寒さの訪れが遅く、休眠からうまく目覚めなかったため、育ちがあまりよくなかったようです。パッと見、素人からするときれいにできているのですが、確かに選別をすると、変色した部分が結構出てきました。
電球の光が当たった、室の中の真っ白なウドは本当に神秘的!農歌祭当日(3月1920日)には、そんな美しいウドが見られると思います。


ウドの栽培

軟化ウドは室(室)の中で光を当てずに栽培します。

ウドの株(切り株のような状態)のものを室内に植えているところです。この株から、ウドが生えてきます。
室を上から見た写真です。
こちらでは、植えた株に水を掛けています。



室の上に、シートと籾殻で、遮光と保温のために蓋をします。


その後、収穫。収穫時のようすは、ぜひ農歌祭で見てみて下さい!!
ナイフで根元から切るのですが、結構硬くて、下手に触れないため、手を入れる隙間もあまりなく難しい作業でした。少しやらせていただきましたが、全然進まない・・・。


ウド料理

農家へ行ったときの楽しみといえば、やっぱり料理でしょう!!これは譲れません。今回はウド尽くし。


ウドステッキ


もともと山菜のウドですが、軟化栽培(日に当てないことで白くする)事で、柔らかくなり、えぐみも少なく、ちょっとあく抜きをしただけで生でも美味しく食べられます。芽先は柔らかくほのかな苦味、茎部分はシャキシャキでウドらしいさわやかさ。上から下までウドそのものを味わえる一品です。



ウドのきんぴら(右奥)


てんぷらについで、代表的なウド料理の一つ。枝の硬い部分を使いました。シャキシャキ感とほのかに甘みも感じられる味付け。

ウドとツナマヨのサラダ(左前)

細く切ってあく抜きしたウドをマヨネーズとシーチキンで和えたサラダです。ウドの風味とツナマヨが以外と合います!勿論、シャキシャキ感が素晴らしい。きゅうりやキャベツのサラダより、食べ応えがありますが、意外と野菜嫌いでも食べやすい味だと思います。



肉巻き


香りは肉に負けてしまいますが、意外とウド!!と言う味が感じられたように思います。こちらの食感はメンマ?部位や火の通し方次第で食感が多様に変化します。





ウドの玉子スープ(右前)


手前の汁は市販のめんつゆと千切りのウド、玉子のスープ。落ち着いた味だけど、少し酸の要素があるからか、バランスが取れた味でした。レシピも簡単だし、良い組み合わせです!!




最後まで読んでいただきありがとうございました。

31921日の農歌祭でも、今回いただいたウド料理を作ってみたいと思います。他にも、ウドパスタや天ぷらなども挑戦します。BBQもやりますよ!!
良かったら参加してみて下さい。

農歌祭は農業体験を通し感じたものを元に、その農家のテーマソングを作るイベントです。詳しくはHPをご覧下さい。

農歌祭HP:http://noukasai.strikingly.com/


クラウドファンド:https://motion-gallery.net/projects/noukasai

2/29/2016

世界1の香り シュールストレーミング

題名の通りです。シュールストレミング食べてきました。



『サンタさんからシュールストレミングをいただきました。多摩川の河川敷で食べませんか?』


と、シンプル且つ、意味不明なイベントに誘われた。
勿論、参加!!


いつかは食べてみたかった、世界一臭い食品“シュールストレミング”(ニシンの醗酵食品)。こんな機会が廻ってくるとは!!



多摩川にて、早速開封


ビニール袋内で缶を焼酎に沈め、カッパを着た2人が押さえ、対SARS用の防護服を着たもう一人が開封。



意外と臭くない?・・・

いやいや、空気中にシュールストレミングが出てくるとやっぱり臭い。開封早々、何も触れられない手になってしまった。



まずはそのまま


臭いは、水分量が多くて嫌気状態の生ごみ。近づきがたいレベルかと思いきや、そこまでではない。でも、よくこの臭いで食べる気になったな。
実際、スウェーデンでは、外気温が氷点下で、あまり臭いを感じないらしい。
(でも、スウェーデンの友人は、食べたことないし、室内で開けちゃいけないと言っていました。)


気になる味は・・・


  1. 口に入れた瞬間・・・臭いまま。しょっぱい。つるん、と言うか、にゅるっ、と言うか、不思議な食感。
  2. ちょっと噛んでみて・・・発酵食品系・魚系のうま味を感じる。クサヤか?
  3. さらに口内にとどめると・・・最終的にイカわたっぽい、かなり強いうま味と、ほろ苦さ?
そんな感じで味は意外とよさそうなのですが、常時臭いことには変わりない。次は白いご飯と一緒に食べたいと思うが、もう一度食べたいとは思わない。



一般的な食べ方

薄いパンに乗せ、チーズ、ジャガイモ、レタス、たまねぎと一緒に食べてみた。
臭みを抜くために、シュールストレミングは牛乳に浸けた。


反省

牛乳に浸けると、臭みは漂わない気がするが、牛乳から出したときの臭いは全然抑えられていない。結局臭いし、味的には、そのままの方が良いかも。次回は、そのままで食べよう。(また食べようと思わないけど。)

チーズには合う。今回はパルメザンだったが、軟質系のチーズにも合わせてみたい。また、現地ではフレッシュ系のチーズを使うといっていた。次回は色々試してみたい。(また食べようと思わないけど。)

パンに乗せるとき、ニシンの皮が意外と硬くて適量を取れない。かといって、下手に手で触りたくはない。次回は開封した段階で適当なサイズに切り分けよう。(また食べようと思わないけど。)



シュールストレミングのなめろう


刻んで、たまねぎと味噌に混ぜて、なめろう(?)も作った。どう考えてもしょっぱいのだが、味は良いかも知れない。ここまで強烈な魚の醗酵食品と、大豆の味噌。確かにバランスが取れそうな組み合わせだ。アミノ酸スコア高そう!
臭いも比較的落ち着く。

食べ方としてはかなりアリだと思う。やはり、次回はご飯と食べよう。(また食べようと思わないけど。)

茨城から納豆を持参した人がいた。単純にわら納豆がうまい!!
なんのためらいもなく、納豆とシュールストレミングを混ぜだした。頭がおかしいのか、臭いでおかしくなったのか・・・。検証の余地はないが、恐らく前者だろう。



最後に記念撮影

『こいつ、臭~い』と言う写真を撮りたかったのだが、鼻を摘む左手の方がよっぽど臭くて、皆リアルな表情。

夜中まで、手と息に余韻が残る、有意義なお食事会だった。

ごちそうさまでした