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1/26/2014

初!レア!ハツ!! inてらこや

京都大学熊野寮へお邪魔した時、「てらこや」と言う居酒屋に行った話。


連れて行ってくれた学生は随分深い付き合いがあるようで、各地で見つけた面白い食材、美味しい食材を持って行って、調理してもらっているようで。

良い関係ですね!増産できるサービスではなくオリジナルの食の楽しみ方。


今回は、「京野菜が食べたい!」「肉食べたい!」って感じで、かなりご主人にお任せ!

千枚漬け だっけ?

ハラミのタタキ だっけ?

ハツとホルモン

ピリ辛の味付けで焼く

おばんざい

いつも、気になったものはメモ取るようにしているのですが、友達と飲みながら色々食べると結構忘れちゃう。まぁその時を楽しんでるから別にいいんですけどね。
名前は思い出せないし、味の特徴忘れると思い出しにくい・・・

とにかく、どれも美味しかった。

ハツをレア状態で食べられるなんて!!と殺場が近くにあるっていいな!!!

素材もいいし、おばんざいとか、漬物も手かかってるのに、値段は高くない。

「常連さんのお陰で続けられる。いつも来てくれるお客さんんからそんなに高いお金取れないからねぇ」
とご主人。

消費者は『安くて美味い!』が当たり前になっている。
それをよく批判するし、実際に問題だと思う。
でも、『少しでもいいものを、なるべく安くしようと努力する』ことは作り手として忘れてはいけない。
消費者批判だけでそれをおろそかにしてはいけない。

お互いがお互いを理解し、努力しなくてはいけませんね。
(これは、何にでも当てはまる。些細な喧嘩とかも必要なことは互いの理解と努力。)

こういう意識を持った作り手を尊重できる消費者になりたい!そして、努力が報われる社会にしたいものですね。



京都と言えばおばんざい!?

正直、鉄腕ダッシュでやるまで知らなかった。笑

でも、これって、日本の古い贅沢というか、グルメの形??

日本料理は、一回の食事で、

旨味を中心に、『甘い・しょっぱい・酸っぱい・苦い・辛い』を小皿ごとに表現している。
旨味にも、カツオ・昆布・しいたけ・肉と色々あるし、だしとして取ることもあれば、食材の旨味をそのまま生かすこともある。
食感も柔らかかったり、こりこりしてたり、ぬめぬめしたり色々。

煮る、茹でる、焼く、蒸す、様々な技術があるからできること。

てらこやのご主人はだし汁で蒸すということも言っていた。出汁の味がしみて、しかも柔かい!!
写真手前のゴボウは出汁ではなく煮干粉(だったか?)を表面に付け旨味を出している。



一回の食事で多様な個性が出せる。多様になればなるほど贅沢。
だから、独自の文化として三角食べなんかが生まれる。

おばんざいは、大量に作っておいた物をちょっとずつ盛って食べる作り置き、らしい。
四季がはっきりしていて、食材の旬やピークの移り変わりが激しい日本で、作り置きをして毎日色んなモノを簡単に食べられる。これは合理的であり、ちょっとした贅沢!


家庭料理の技術や職人の技のお陰でもあると思うが、参勤交代などで各地の食材や野菜の種が集まって、様々な文化を受け入れたって言うのも理由のひとつかな。

まぁこれは個人的に思っているだけで、実際どうだか知らないけどね。そのうちそんなこと書いてある本かなんかに出会うだろうなぁとか思ってた。それを、おばんざいを味わって改めて感じた。


最近は異文化を受け入れて、生活に取り込むっていうより、一部の異文化に染まってる感が強い?
米粉パンとか、フランス料理に味噌とか、それに対抗するような傾向も出てるのかな?

いずれにしても、外の文化もうまい具合に取り込んで行きたいものですね。虫とか。



居酒屋『てらこや』
熊野寮の向かいです。チョーお勧め。


ご主人、めっちゃ料理のこととか話してくるから、『うるせぇ!食いたいように食わせろ!!』って思っちゃう人には駄目かも?(本木君と閉店間際に行ったからあんなに話してくれたのかも知れませんが。)

僕は、店の人のお勧めの食べ方になるべく従いたいと思っている人。
二回目は好きに食べたいとも思いますが、それを作った人が意図している食べ方をしないと、その料理の100%の味わいは出せないと思うので。
そりゃ、好みにもよるので、自分にとって最高の食べ方を見つける、作り手が思っている美味しさの120%で食べると言うのが理想ですけどね。でも、まずは100%を味わいたいじゃないですか。


てらこやのご主人。ご馳走様でした!