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10/06/2014

初のWWOOFは南仏のステファンの家!(version japonai)

初めてのWWOOF記事


日本との違いとか印象とか書きますが、何件か回ってみてからちゃんとした比較をしようと思います。しばらくは単なる農業体験の報告です。


目次

生活スタイル

気候

地形





生活スタイル


少量多品目栽培、ほぼ直売。日本の多くの有機農業農家と基本的には変わらない。
ジャムやちょっとした料理の便詰めなどの加工もやっていた。日本より瓶詰め系の許可は取りやすいらしい。この辺はチーズの話と合わせて書きたいので別の記事で。

Pour prendre le temps(?熟語忘れた。確認して分かったら書きます。) って生活スタイルをとっていた。直訳すると、「時間を獲る生活」とかなんとか。生活費をかけず、少ないお金で生活はまかない、好きなことをやるって感じかな?確かに、サッカーしたり、カヤックやったり、子供と遊ぶ時間を大切にしいると思う。日本で言う半農半Xに近いかな。マガリー(奥さん)が外で稼いで、夫は畑仕事だから、役割分担をして、家族全体でそうしている。

ステファンは21年前に農業を始めた。何でも思いついたことはすぐ試すらしく、僕の滞在中にも畑に炭を撒くという新しい挑戦をしていた。扱っている品目もかなり多い。新しく、果樹園を開き、ビールやシードル造りにも挑戦するつもりだと言う。いつまでこの農場は変化を続けるのだろう。


気候や土《石が多く、雨が少ない》

石がやたら多い。日本では「ここ石多いな(怒)!」とか言いながら出てきた石を畑の隅に投げるけど、そんなレベルじゃない。石があるのが当たり前だから逆に気にならないくらい!
土はいつも乾燥していた。除草しても全然雑草発芽してこない。地下茎残っている奴が少し出芽してくるくらい。9月の下旬から朝は霧が凄かったけど、それでも昼にはかなり乾いている。気温差が激しいのかな?雨は少ない。嵐が多い時期だったらしいけど、ぎりぎりそれることが多かった。雨の境が見えるような感じ。
調べてみると、降水量は年間通じて60ミリ前後(トゥルーズ)(日本の半分以下)。かなり安定している。

雨少なく、昼夜の寒暖差激しいならトマトにはかなりよさそう。実際かなりうまかった!雑草が出てこないのも羨ましいな。嵐がうまく当たった時とか、夏場は違うかもしれないけど。
でも、露地栽培で常に潅水が必要。
気候についても日本との違いまとめて書きたいな。

イチゴ畝の除草後一週間以上してもほぼ雑草なし。
シロツメクサ、アザミ、ヘラオオバコが残っていた地下茎から出てきたくらい。

地形《日本は人が多い!》

日本も田舎に行けば牧場しかない、田んぼしかないってとこもあるけど、規模が違う。

ちっちゃな集落→山と牧場→ちっちゃな集落→山と牧場・・・

その繰り返し、徒歩でも車でも思ったし、丘の上から眺めてもそれが一目両全!
電車(Assier)に乗っているときもそんな景色が多い。日本は本当に山の中は電車ないか笑?


ステファンの家だけは少し離れていて、町に出るために山道を車で10分程度かかるのだが、こういったところでは当たり前なのだろうか?

「私ん家隣の家まで5キロある」とか、話には聞くけど、今まで訪れたの農家の中にはなかった(北海道は除く)。学校への送り迎え、買い物、生産物の販売など、移動は何かと大変そう。ガソリンは日本の田舎より若干安い。110~120円くらいかな?

集落から離れているためか農地はまとまっている。2h程度の畑を家の横に持ち、その向こうをこれから果樹園にすると言っていた。
日本の新規就農者はほとんど飛び地。2時間作業して、次の畑に車で移動して・・・ってね。かなりそこは不利だと思う。

日本は田舎とは言ってもそれなりに人の集まる場所まですぐ出られるし、人口が減少した集落でも家が結構ある。農地は小分けになっていて、都会から安い物が簡単に入ってくる・・・

「日本は農業に適した国」だと思っていた。今もそう思っている。

農業に不利な国と思われているのは日本人の社会生活が農業を妨げるように動いているだけだろうと、今回の滞在でそう考えるようになった。