Translate

11/18/2014

Salone del Gusto E Terra Madreって言うイベント(食とマドル大地の部屋??)

イタリア行ってきました。

思っていた以上に英語話せない人多い!
駅員さん(受付とかじゃないけど)が英語話せなくて、周りの乗客に通訳してもらった。駅員は英語必須だろ!!笑


ホテルも、受付のおばちゃん英語できなくて、フランス語はなせるおっちゃんが通訳してくれたし、レストランとか、英語で質問してるのにイタリア語で返してくる・・・
でも、予想通りの答えだと、フランス語に似てるし、メチャクチャジェスチャーが上手いからたまに分かる!

食関係の祭が目的だったけど、普通のレストランもうまかったな。ピザ、これがイタリアンピザか!そして、こんなに味違うものなのか!!
もっと色んな物食べたいし、チョコパス(トリノ内カフェとかチョコ専門店で使えるクーポン)で食べ歩きもしたいし、また行きたいな。



さて、祭の方は。
東京ビックフェスタとかでやるようなデカイ展示会って感じ。でも、もっとデカイ。
英語できたら楽しいだろうな・・・
ボルドーのチーズ。濃い。かなり塩強い。ボルドーまだ行ってないなぁ。

フランス、フランス語圏のアフリカ、スイスと、フランス語話せるところを中心に廻り、最後にイタリアのブース。広!回りきれんわ!!

スイスワインの白。Savoieに似てる。まぁ隣だもんな。Savoieの方が鋭い感じがするような?スイスワインの試飲会に参加して、早くも昼過ぎにアルコールの限界値に達してしまったので、ほとんど他は飲めなかった。


スイスのチーズ料理。熱して溶かしたチーズとポテトを一緒に食べる。




キュウリの仲間。中黒い。ここにヨーグルトを入れて塾生させ、黒っぽいヨーグルトを食べる。少し酸っぱい。発酵ではなく、果実の酸味だと思う。

燻製のチーズ
中にピクルスが入っている。
これ、上手かった!

ヌガー(イタリアの名前違ってたけど忘れた。多分同じもの)
これは少し甘すぎ。でも甘さ控えめの奴はうまい!!


その後、イタリアの農業系大学、友人のいるスローフードユースネットワークのブースを訪れた。
海外の食に関心のある若者と交流が欲しいと思っていたけど、こういうのやってればよかったのか!!と、まぁ学生時代にこう言う機会あったとしても、そもそも英語できない時点で諦めるから、後悔と言うより、羨ましさを感じた。

でも、食の問題を捉えるとき、やっぱ日本だけで話はできないし、その問題に対して根本的に取り組むのであれば、多国籍であるべきだとも思う。という事で、少しでもこういった人と知り合う機会がもてたのは良かった。英語、勉強しよう!!





ルノー Delquvre村  (version japonai)

Renaud家の滞在
1012日~17日)








今回のホストは環境保護派(ヒッピー)の方。昔は自分でも行き過ぎていたと思うなんて言っていた。今でもほとんど電気や化石燃料を使わない生活をしている。
ここで農業を始めたのは2年前。奥さんが外で週三回働いていて、畑からの収入はない。将来的には柳で編んだ籠や鉄の加工品などを販売する予定らしい。「俺は百姓じゃないから野菜は売らない」のだそうだ。完全に自給自足のための畑ですな。
その為か、畑での労働時間は15時間、土日は休み!!福岡正信に習い「働かない農業」を実践している。だから、「どうやったら自然が勝手に仕事をしてくれるかを考え、自分はその準備をするだけだ」と。(福岡さんの根本的な考えどんなだったか忘れたけど、)ルノーはかなり、「自然」をリスペクトしているが、「自然のまま!」っていうのではなく、「どう自然を都合よく動かすか」と考えていると思う(←こういうの好き!!)。
ルノーも種マニア。日本の品種も結構ある!



エネルギー自給について
(石油の話をしていたのですが、訳としては化石燃料でよかったと思うのでそう書きます。)
「化石燃料は減少している。だが、使用量は増加している。今のままの生活は保てなくなる時が必ず来る。俺は明日、化石燃料が使えなくなったとしても生きていくことができる。」とルノー。しかし、蝋燭や衣服など、化石燃料を自分も使い、その恩恵を受けていることは認めている。ここまで自立した生活をしつつも、ちゃんと現実を見ているようだった。
ガスは地下の天然ガス。フランスは何処でもある程度掘ると出てくるらしい。日本の温泉みたいだな。これも化石燃料だからルノーは使いたくなかったらしい。奥さんの意見で作ったのだと・・・
現在は薪用の木も栽培中。冬、暖炉で料理ができるようになる日を心待ちにしている。

電気は太陽光発電。こんなに上手くいくものなんだ!!まぁ今は日が長いってのもあるよな。1m×2m(実際の大きさは知らない。250ユーロ位だって)位のとちっこいの、計2枚のソーラーパネル。昼間、パソコン等は充電し、夜はバッテリーを使って無線ラン動かしてた。充分使えるぞ!!まぁ照明、洗濯機、空調、冷蔵庫とかはないけどね。この時期なら問題ないな。

水も自給しようと思えばできる。畑の脇のタンクに水を溜めている。フィルターを通せば飲めるらしい。

畑の計画
現在、防風林を作成中。ここは西よりの風が強いから西に果樹を植え、急な温度変化を防ぐらしい。また、寒い北風を防ぐために、北にも木を植えている。北は一番外側にクルミ(耐寒性が強い)、その内側にモミ?(常緑でクルミの葉がない時期も風を防ぐ)、さらに内側にリンゴや梨と植えている。果樹の台木には野生種を使い、そこに一般的な品種を接ぐ。
竹や柳(薪用と加工用)も挑戦中。

樹木に関してはやっぱ計画性が凄く大切だな。果樹の作付け計画とか、防風林造りとか、やっているとこ初めて見た。4~5年後どうなってるんだろう?



この畑は元々牧草地だった。開墾の時や樹木を植えるときは、初めに敷き藁(刈り取った草)を1年間置いておいて、雑草を枯らす。その後、定植。1年で大分綺麗になるもんだな。大型キク科雑草とか、ヤブガラシとかカヤツリグサとかあるとやりにくそう。
そうとう分厚く敷き藁しているから大丈夫なのかな?

さて、敷き草して雑草防除している人は、そんなに草集められるんだななんて思うと思いますが、実は、敷き藁用に何も植わっていない牧草地があるんです!土地広!こりゃ贅沢に使えるわ。でも、まだまだ草足りてないって言っていた。もっと背が高くなるイネ科植物を植えてみようと思っているらしい(小さなヨシみたいな奴だったけどなんだろう?これがカットグラスか?)。


コンポストとうんこ
トイレは乾燥トイレ。フランスこれ多いな!トイレはコンポストとは混ぜず、外に積んでおいて、二年以上熟成。その後、果菜類に利用。うんこ、紙、木屑だけだけどかなり暖流構造できていて、触った感じは良かった。ステファンも乾燥トイレ、コンポストに使ってたし、やっぱ人糞使えるよ!日本もやるべき!


土地について
土壌は粘土質。水はけチョー悪い!
昔はほとんど酪農だった。ルノーのところも隣の家の畑もそれを転作した畑。雨が多いと牛が歩いた後牧草がぐちゃぐちゃになってしまうらしい。野菜も難しそう。ルノーは水捌け良くするために溝を掘っていた。Canales(水路)って言っていたけど、暗渠って捉えていいよな?畝もかなり高くしていた。フランスでこんなの見るとは思わなかったわ!
雨が多くて困るのは数年に1回らしい。今年はその年だって。

石は少ない。今まで見た畑はどこも石だらけだったけど、ここはほとんどない。




日本の提携栽培がフランスでも増えているらしい。「TEIKEIを日本に習ってフランスでもやってる人がいる」って言われて、TEIKEIって何だ?って思っちゃった。まさかそんな単語知ってるとは!!

因みにルノーは結構日本語知っている。ほとんど忘れたとか言ってたけど・・・。たまに「利己主義って何だっけ?」とかって結構難しい単語聞いてくる!笑。

そして、今回の滞在で確信した。聞き取れていて、全て知ってる単語でも分からない時がある!!多分、主語が代名詞の時に何を指しているのか、もしくは、目的語が何なのかが分からない。これは慣れかな?まぁそもそも、普通の速度だと聞き取ることすらできてないんだけどね~・・・。




食べ物
アーモンドがCôte d’or の特産らしい。アーモンドの入ったブリオッシュとかあった。

ワインはSaint Pourçainと言う町が有名。粘土質でワインに向く土地って訳ではないけど、フランスは何処でもワインの産地があるんだよってさ。そんなに無理してまで造りたかったか。
でも、実際味は悪くない。安そうな感じする味で、方向性は日本のベリーAとかに似ていると思うけど、バランスいい。軽くフルーティー。個人的に、ベリーAみたいなフルーティーな感じなのに、アルコールを強く感じる(渋みとかに混ざってこないから目立ってるのだと思う。)ような奴嫌いだったけど、フランスはそういうのも美味い。そんなにアルコールがガツンと来なくて、ちゃんと味わえる。



玉ねぎのタルト、ルノー風

フランスで今まで食った中で一番うまかったかも!マスタードがいい働きしてる!




あと、酵母(Levure)をドレッシングと一緒にサラダにかけてた。魚の骨のふりかけみたい。Levureって言ってたけど、これなんだ?LevainとかLevureとか日本語となんか違うきがする。生物学てきな分類ではなく、文化的な分類してるのかな?