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2/28/2015

モロッコ最初の農家 Le Potager Bio(1月24日~2月7日)

モロッコにやって来ました。が、出発寸前、全てのWWOOFホストからの返事が来なくなった!結局、ホテルで2泊することに。金額はたいしたことないけど、精神的にシンドイ。

3日目、ようやく最初のWWOOFMohamediaのカトリーヌとメディ(Le Potager Bio)の元へ。


<印象>

殆どの人がフランス語はなせると思っていたけど、そうでもない。向こうは日本なまりのフランス語理解できないし、こ

っちはモロッコなまりが分からない。ちょっと言葉の不安があったけど、カトリーヌはフランス人!メディもシヤンと言う土地の持ち主の息子で一緒に働いているモロッコ人もフランス語ペラペラ!フランス人だと思った。
さて、お陰で言葉の問題は解決(まぁそもそも語学力不足はあるんですけど、それは仕方がないね・・・)。そして、みんな感じが良い!!


<気候>

この辺りは冬に雨が多くて、気温も結構あるためこの時期が農業の最盛期。1月の終わりだったが、トマト、ズッキーニなどがそろそろ終りを迎え、ニンニクや玉ねぎを植え始める頃だった。
雑草や収穫物の感じはフランスの夏(真夏ではなく前後)に似ている。もう今年度は蚊に食われることはないと思っていたのに、結構蚊が多い!!
夏場は乾燥の季節。3~6ヶ月一度も雨が降らない。その為、殆ど緑がなくなると言う。

年間を通して気温の高い地域は害虫が問題になると思っていたが、そうでもないらしい。むしろ、冬場の雨が多くて気温が高い時期の病気が問題らしい。後はナメクジとカタツムリ。確かに、水がなければ害虫も病気もなにもないか。しかも雑草も潅水しないと生えないし、楽だな。


<畑>

モロッコもやっぱ有機農業は混植。ここの畑は全て山の斜面で地面と水平に畝ができている。これによって土壌浸食は防がれるらしい。

冬は殆ど除草。ニンジン、ニンニク、ネギ、アーティチョーク、キャフドン、甜菜、ベット(不断草)などが植わっている畝の雑草を抜き、畝の上に敷いていく。まぁ日本、フランスと変わらんかな。







ご近所さんの畑は、穀類(麦?)とジャガイモ。この辺はジャガイモの名産地らしい。放置されている感じの土地で牛やヤギが放牧(足に紐つけられてる)されているから、穀物、ジャガイモ、休耕みたいなサイクルだと思う。ホストの畑の廻りも、家畜に草を食べさせに近所の叔父さんが来ていた。結構適当で町全体の土地利用の計画性はなさそう?

小さいけどビニルハウスもあった。

<モロッコの農業の欠点は?>


水!!!

やっぱ夏場の水不足が重大らしい。でも、点滴灌漑で水を効率よく使えば、国が支給する水と、タンクや池に貯めている水で何とかなるらしい。ここの畑は点滴灌漑のシステムがあるが、情報の少なさや設備輸送(道路の舗装が進んでいない)の問題で設置しているところは少ないらしい。
 
雨水タンク

<利点は?>


全部!!!!

「夏の乾燥以外、天候は完璧だし、土も良い。資材も高すぎない、販売経路も卸を通しても良いし、トラックを持っていれば自分で売りに行くことだってできる。農業に向いている国だ。」との事でした。
(この記事を書いているのは一ヶ月後で、殆どモロッコ旅行終わりなんですが、旅をした感じ農家ではなくてもモロッコは農業大国だって自身持ってる人が多い気がします。)



今の農業に自信と満足感を持っている感じ、日本も見習わなくてはね。