Translate

3/24/2015

モロッコ二件目、アジズさん(2月7~12日)

モロッコ二回目のWWOOFFésの近くのAhermoumouと言う町にやって来ました。
Fésは観光地ですが、そこからGrand Taxi1時半位の町です。(Grand Taxi:大きなタクシーという意味だが、大きめの乗用車。しかも無理やり7人乗り)
前のWWOOF先もそうだったけど、町中で日本人を見かけないどころか、外国人を見かけない。そういう所では、英語もフランス語も通じない。


AZIZの家の周りは外人どころか村人も見かけない。たまに羊連れて歩いている人に会うくらい。
のどか。散歩の帰り道、トラックのアンちゃんが乗せてくれた。


今回のホスト、アジズは牛2頭、ヤギ4頭、ロバ1頭、ブタ1頭(こいつは食用なので数はすぐに数は変動)、鶏、鳩、鴨、ホロホロチョウ、ガチョウ、ウサギと、酪農がメイン。少し、畑もあるが、そんなに大きくない。どちらにしても冬場は気温が足りないらしく、特に畑での作業はない。ニンニクは既に植えつけてあった。他の作物に関しては3月、気温が上がりだしてから始めるそうだ。雑草も殆ど生えていなかった。
夏場はやはり乾季があるが、近くに20003000m位の山があり、この雪解け水を使うらしい。
 




酪農なので、作業は基本的に同じ作業。
朝、餌やり、牛とヤギを外へ連れて行く。そして、掃除。
夕、餌やり、牛とヤギを小屋へ戻す。薪割り。




いくつか大きなイベントがあった。


鶏と鳩

鶏を15羽捌いた。足で羽と足を押さえ、のどを引っ張りながら動脈を切るまで包丁を入れる。モロッコ(イスラム教)では殺すとき首を落とさないらしい。
その後は、日本と変わらない。お湯に漬けて羽を抜き、内臓を取る。

鳩はお湯に漬けないで直接羽をむしっていた。結構簡単に取れる。

鶏は販売用。鳩は僕が食べた事がないと言ったら捌いてくれた。ローズマリーとタイムを腹に入れ、蒸し焼きにしていた。かなり獣臭い。年取った鶏の背脂みたいな香り。でも、タイムと混ざって良い感じ。獣くささが苦手だと結構駄目かも。味は鶏とカエルの間?

 ブタ

これも販売用に捌いた。イスラム教ではブタを食べないが、ラバドの市場で売るらしい。ラバドにはフランス人が結構住んでいるんだと。ホストはアジズと書いたが、この農園の本当の管理者はパトリックと言うフランス人。この人が来て、捌いた肉を運んでいった。
まずは猟銃?で頭を打つ。そして、ナイフでのどの下を切り、血を出す。頭に銃入って、のど切られて、それでも、もなかなか死なない。めっちゃ苦しそうだった。その後、ガスバーナーで毛を焼いた。他の動物はナイフで皮を取るが、ブタだけは毛を焼くらしい。日本もそうなのかな?後は内臓取って、解体して、と特に変わりはない。血のソーセージも作っていた。




これで、捌いた、もしくは、手伝いをしたことがあるのは、
鶏、ブタ、鳩、イノシシ、シカ、羊、カエル

後、食べただけで捌いてないのは、
牛、ホロホロチョウ、鴨、ヤギ、馬、鯨、ラクダ、コウモリ、くらいかな?(バロットを数えるならアイル)

約、半分やな。結構色んな肉食ってんだな。






 シュク

モロッコのデカイマルシェです。フランスのマルシェと、日本のバザーを混ぜた感じ。

フランスのマルシェでは、「こんなずさんな衛生管理で食品販売できる法律良いな~。日本もこれ位ゆるければなぁ。」とか思っていたけど、モロッコはそれ以上やわ。あちこちに鶏を捌いたらしい、血の跡があるし、ジャガイモや玉ねぎは地べた、他の野菜は薄いシートの上。結構、野菜が転がって路に落ちている。まぁ個人的には衛生面はこんなんでも良いけど、食べ物大切にしろよ!



鶏を捌いたと思われる血の跡
ペットのの様に鶏連れている人を見かける



家で作っていたパン。モロッコのこのパン家庭に寄って味が違う。田舎は結構手作り率が高い。
おわり